今年も昨年にひき続き、昭島市にある東京都立多摩工科高等学校にてILBブロック布設工事を行いました
校門入ってすぐのビオトープが続く道です
ちなみにビオトープとは、『生命(=ビオ)と場所(=トープ)を合わせた言葉で、様々な生き物が共生している空間のことを言います。学校ビオトープは、学校の敷地内に設けられた生きものの暮らしを支える場所です。池や草地・樹木などのビオトープがあり、地域の生きもののにぎわいを取り戻すことを目的としています。』
だということです
てつかずの自然の様子を再現してますね・・・ということでここのゾーン(向かって左側の池や草)は触らないで下さいという担当の先生からの指示もあったので
作業員さんたちに「ここは気をつけてください」と伝えてからのスタートです
9:00になり朝礼がスタートです
初日は段取りを進めてくれた佐野さんがいなかったので玲さんが進行してくれました 一緒に参加 協賛していただいた
(有)石井土建 、前田道路(株)昭島合材 、 エスビック(株)、豊国コンクリート工業(株)からも説明と注意点をいただきました
協立舗道には多摩工科高校の卒業生が何人かいます
この日は卒業生全員が来ることが出来ました(#^.^#)順番に挨拶です
平成28年機械科卒 尽 じん がトップバッターです
2番目 平成30年機械科卒 健瑠 たける
3番目 令和5年デュアルシステム科卒 卓彌 たくや
4番目 同じく令和5年デュアルシステム科卒 駿 しゅん
5番目 令和6年卒 陸 りく と続きました
なんだかこちらも嬉しくなって保護者の気分でニコニコと恥ずかしいくらい満遍の笑みで聞いていたので若者たち何をがしゃべったか
全然おぼえていません・・・(´;ω;`)残念
後から陸に「この前は向こう側で授業受けてたのに教える側になってこちら側にいるって嬉しくない?」と質問したら陸はいつも通り、はにかんで嬉しそうに「ハイ!」と答えました。
最後の打ち合わせが“大型で勢力の強い台風10号が近づいています”というNEWSが流れ始めたところだったので
台風に備えて8月27日~28日から28日~29日に一日延期しましたが、
スピード15キロのチャリンコで走っているくらいのノロノロ台風・・・大雨が降り続き一週間、日本中に被害が出ました
そんな悪天候の中でも運よく授業が進められて本当に良かった♪
昨年度は一年生は22人だったのですが今年のデュアルシステム科は36人の参加です!
そして今年は女の子も5人参加してくれました
測量に興味があるということで、お兄さんたちは一生懸命教えていました(笑)
初めはバックホウにて取り壊しを行い、所定の高さ、幅に路床面(道路を舗装する際に地面を掘り下げて地ならしをし、堅くした地盤)を傷めないように掘削します
ここから出た砕石をまずは一輪車に乗せて生徒の皆さんに運んでもらいます
大盛り?並盛り?を選べたようですが(笑)大盛りを選ぶとふらついて一輪車はグラグラして前には進みません
ここで余った砕石を使って駿と尽は水たまりを整正していきます
ところでなんで一輪車はネコと呼ばれるようになったんでしょう???
いつものようにGoogle先生、(今はAI先生かな)に聞いてみます
すると諸説あるらしく、つまり答えはないということで
- 猫の首のように、どの方向にも曲げられることから。
- 逆さに伏せてみると、底の部分が丸まって寝ている猫の背中に似ていることから。
- 工事現場などの細い板で作った足場を「猫足場」と言い、そこを通ることが出来る運搬車なので…。
- 猫のように運ぶ時、ゴロゴロと音を立てることから。
- 漆喰(しっくい)を練った「練り子」を運ぶために用いられたので、略して猫車に…。
- 古代、海岸や河口で取れる砂鉄のことをネコと呼んだ。奈良時代以後、山で取れる鉄鉱石もネコと。こうした鉄の鉱石を運ぶのでネコグルマと。
- 昔、猫の後ろ両足を持ち上げて、前両足で歩かせる遊びがあり、その格好と一輪車でものを運ぶ格好が似ていることから。
- 中国の三国時代、蜀で兵糧運搬用に開発された木牛流馬と呼ばれた運搬道具の小型モデルが一輪車に相当するのではないか。「木牛流馬」のことはフリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)にも載っている。
以上
一輪車で運ぶのは思ったよりも重労働なこの作業
卓彌は学生さんたちが重機に近づきすぎないように線を引いてそこから前に出ないように監視員をがんばりました
こちらの扇風機は水が入っているのでミストが出てとても涼しいです♪
A班とB班に分かれて作業は進んでいきます
途中でランマが壊れ・・・
「壊れたら無理だよ!」「そうなったらなおらない」の声をよそに駿と石井土建の吉岡くんとダンくんと・・・
紐を巻いたり、引っ張たり、ねじを回したりして最後にはとうとう直しちゃいました!!!すごい!
だだだだだだだだだだ!!!と音がして動き出した時には「おおお~」と歓声が上がりました
↓
駿の決めポーズ
「(ブレードで)だだだだだだの転圧してみたい人??」と聞いて手を挙げたのは女の子たちでした
長めにやった感想を聞くと・・・
「手が(小刻みに)震えて自分の手じゃないみたい!!」と言っていました
写真を取り忘れちゃったけれどみんなが一番の笑顔は差し入れのアイスを食べたときでした(#^.^#)ホッ
そして迎えた二日目は台風10号の影響を受け午後からの雨予報です
朝にはブロックの透水性や用途の説明をエスビック(株)がしてくれました
特設シートの中での作業になってしまいましたが、台風で飛ばされちゃう前に作業を終えたいところです
敷き砂が路盤(砂利などの砕石でできている層)内に流出してしまわないように透水性シートを敷き、
敷き砂を必要な高さで敷き均しし、2cmを確認します
これは本当はもう本当の職人さんの技です!ここにいる作業員の人たちですら簡単には出来ない作業です
そしていよいよ!!!インターロキングブロックを敷き詰めていきます
雨が砂を流してしまう前に頑張って敷き詰めないと~雨の中の作業なので大変ですがビショビショになりながらもみんな
真剣に取り組んでいます
そして出来上がった令和6年の俺たちの道!!
予定は全く見通しも立たず、天気予報にも振り回され、施工途中の二日目にいきなりの大雨が・・・!!とバタバタで記念撮影もできませんでしたが
今年もきれいに出来上がりました!!
道は続いていきます(^_-)-☆
協力してくれた企業の皆様 今年もありがとうございました
(有)石井土建<施工>
前田道路(株)昭島合材<砕石>
(株)サンペイ<小型機械>
エスビック(株)<ILB材工>
豊国コンクリート工業(株)<ブロック>