協立舗道では多摩工科高校と授業の一環としてインターロッキング舗装の工事を行いました。
インターロッキングブロックとは、道路や公共スペースなどの舗装に使われるブロックの一種です。荷重がかかった際に目地を介してブロック同士が噛み合い(インターロックし)重みが分散される構造となっています。このブロックを使った舗装は、雨水が地面に染み込みやすく、水害や地盤沈下を緩和する効果をもつといわれています(Wikipediaから)
今年初めて東京都立多摩工科高等学校との課外学習が実現しました。
東京都立田無工科高等学校では何年か前から施工体験授業を行っており、担当の佐野部長は先生のように高校生の子たちを上手に指導します。
施工前はこんな感じの校舎の横の道。
少し水はけも悪く水たまりが出来てしまう感じでした。
事前に先生方や業者さんとも入念に打ち合わせをして当日の段取りや、インターロッキングの色決めなどをします。
そして迎えた当日、この日も暑い残暑でしたが、校舎の影ということもあり、少しは作業がしやすかったように思います。
今回、多摩工科高校卒業生のOB、尽くん、カッキー、こば、駿輔 4人が参加しました。
作業前ミーティングを行い、安全事項を確認して、作業スタートです。
まずは固くなった舗装を撤去します。バックホウ等にて路床面を傷つけないように掘り起こします。
昨年までは多摩工科生だったカッキーも今は一輪車の使い方を後輩に教えます(#^.^#)
多摩高卒業の尽ちゃんも今や協立8年生 一人で現場をこなせるようもなりました
バックホウでの作業は周囲を注意しながら進めます。
残土を順番に一輪車で運びます。砂利道だし・・・重いし・・・バランスも崩れるので大変!!
古いマンホールが出てきて、もう古いので蓋があかない(´;ω;`)泣 グラインダで削っていきます。
スコップも慣れないと疲れるね。
そして午前中の部がおわり、午後の部スタートです。熱中症除けにネッククーラーを凍らせて持って行ったので一斉にテントの下に集まる生徒さん((+_+))
午後も頑張るぞ~~♪
スコップだって慣れなければ、かなりの作業です。
基礎砕石は厚さ・幅を確保できるように敷き均し、プレート・ランマ等これ↓にて転圧をして 固めていきます。
高さは正確に測る・・・意外と難しい
そしていよいよモルタルを敷き均し、ブロック据え付けして、周りの境界を作っていきます。
高さ、位置、目地幅を丁寧に確認しながら進めていきます。これが狂うとブロックがあっちこっちにガタガタになっちゃいます(笑)
据え付けた境界ブロックはブロックの目地が内部まで確実に充填されるように、棒を使って突き固め、表面を目地幅ゴテにより平らに仕上げます。
わあ
おおお~!きれいにブロックも並びました!!今日の作業はここまでです!
そして迎えた2日目。この日は曇りで一日目より楽だったかな
インターロキングブロックを提供してくれたエスビック(株)さんがブロックについて説明してくれました。
昨日の作業に引き続き、敷いた砂が飛び出さないように透水シートを敷いていきます。シートの重ねる幅は10cm。
クルクル上手に敷けました♪
透水性シートを敷いた後、敷き砂と呼ばれる細かい砂を2cmに敷いてならします。
足跡を残さず・・・きれいに板で撫でていきます。
そして最後の締めくくり!!やっとインターロッキングブロックを設置できます。
敷くためのパターン図に従って敷いていきます。ブロックを十分にかみ合わせなければならなので決まった
目地の幅と通りに注意して敷きます。
しかしここで雨が降ってきたぁぁぁ!!!(´;ω;`)ウゥゥ
・・・とそんな時には仮設テントをさっと取り出し、本社からでっかいブルーシートを届け、最後を締めくくります。
大事な作業! ぐちゃぐちゃにならないよう終わり切るぞ~エイエイオ~(/・ω・)/
せっせと運び・・・。
端にはカットブロックや、エンドブロックを埋めて処理します。そして振動コンパクターで充分に固めます。
最後の仕上げは目地に珪砂を充填します。ブロックの移動や沈下などを防ぐためです。
最後に舗装止めブロックを設置して終了!!
道路や歩道を作るって思ったよりも工程が多い・・・
自分たちで道を作ってみて公園や、駅の周りを歩くときに思い出してくれたらいいなあと思っています。
卒業生の4人も自分の母校で道を作れて誇らしく思ってほしいです。
皆様お疲れさまでした!!!
作業を提供していただいた(有)石井土建さま
材料を提供してくださった前田道路(株)昭島合材工場さま
豊国コンクリート工業(株)さま
道具を提供してくださった(株)サンペイさま
ありがとうございました(#^.^#)